Last Update 2006/2/11

オラは作る

シングルフックを作る

シングルフックを使うようになったワケ

 今でこそ、オラは渓流ルアーフィッシャーなんですが、その昔はフライタイヤーでありました。
 「んぁ? フライフィッシャーだろ?」 とお思いになったあなた。

  (ぶ~)

 「ってことは、プロタイヤーかっ?」

  (ぶ~)

 フライフィッシャーを目指したオラは、「フライはやっぱり自分で巻こうぜ!」、みたいな文句についついその気になって、ちゃっちゃとタイイングの一通りの道具を揃えました。
 で、巻くだけ巻いて、そこそこ巻けるようになったんですが、キャスティングの難しさ&練習がイヤで、フライはやめてしまったんですな。
 まぁ、嘆かわしい。

 そんなこともすっかり忘れそうになったある日、オラは某友人と、とある渓流に出かけて釣りをしました。 彼はエサ釣り、オラは以前からなじみのあるルアー釣りです。
 この日は大物狙いに徹することにしてミノーイング一本です。

 ルアーは投げるのが簡単だぁ~

 などと、フヌケた釣りをしていましたところ、

 プルルン、パシャパシャ!!!(おぉ、運良くヒット!) あ~(バラシ)
 ぱしゃぱしゃ!!!! (おおおおお、またまた、ヒット!) あぁぁ・・(バラシ)

 とまぁ、バラシの連続。

これは絶対フックのせいだよなぁ、うん

 と、自分の技術の無さをフックだけに押しつけて、すっかりトリプルフックを悪者に仕立て上げたわけです。

 今になって思えば、アワセもしてないわ、糸フケはでまくるわ、取込のテクニックがないわで、どう考えても釣り人→(オラ) のスキル不足。 なにせ、ルアーで魚を釣ったことがほとんどなかったんですから。
 そんなわけで、ちょっと勘違いしつつ、オラの理想のフック探しが始まりました。

 とりあえず、なにか別のものに変えてみよう、ってことで、そのころからちらほらと見かけるようになっていたシングルフックに交換しました。

 が、どうもうまくいかない。
 魚が水中で反転した瞬間に、簡単にバレてしまいます。 こりゃだめだ。

 使っていたシングルフックは、軸が太く、刺さりが浅い感じで、ハリの頭を丸めてそのままアイにしてあるタイプのため、フック部がねじれると簡単に外れてしまいます。

 そこで、スイミングフックタイプの、自由にねじれるタイプのシングルフックを物色するも、太軸、大型のタイプしか売っていませんでした。(田舎では)

 イメージ図

 

 そこで、昔取った杵柄。 幸いタイイングの道具はまだ手元に残ってる。

「自作だべぇ、作るしかなかべぇ」

 そして、オラのシングルフックを巡る試行錯誤の戦いが始まるのでありました。

 ・・・・・っていうか、別に戦ってないのだ、大げさであった。

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