いろいろと利点のあるシングルフックですが、弱点もあります。
標準で付いているトリプルフックに比べて、重量が軽いという事。
付けかえたとたんに、ルアーのアクションが変わったり、サスペンドなんだけど浮いちゃったり、と、いろいろと問題が出てきます。
それらの問題を解決すべく、少し重めのシングルフックの試作品を作ってみました。
じゃじゃーん
名付けて、「爆弾フック」
(しょーもない名前)
自作シングルフックに、糸おもり(糸状の鉛)を巻いて、引っかかり防止と解け防止に、黒い物体を巻いています。
この黒いもの、なんだかわかりますか?
これ、「熱収縮チューブ」です。
ハンダ付けが趣味(!)の方にはおなじみです。電気の配線で、接合部の絶縁と、強度を上げるために使われます。
それでは作り方。
普通のシングルフックを作って、その上から、糸おもりを巻いていきます。
使っているのは、「0.01」単位が書いてないんですが、たぶんmm。
それを、きっちり巻いていきます。
その後、スレッドをざっと1往復巻いて、ハーフヒッチで止めてヘッドセメントで仕上げます。
熱収縮チューブをおもりを巻いた長さよりちょっと長く切って、かぶせます。 今回は、1mm径のものを使っています。
で、ドライヤーでガーッと熱風を吹き付けると・・・
さてさて、これ、思いつきで作ったんですが、まだ実際に川で使っていません。オイオイ
フッキングに影響ありそうな大きさ、かつ、非常に目立つこの太さ。
バランスどうこうよりも、
「簡単に見切られるんじゃなかろうか(笑)」という不安が頭をよぎります。(魚だって馬鹿じゃないぞ)
また報告します。しばしお待ちを。
~ 報告 ~
と、いうことで、6/28の釣行の際に使ってみました。
結果からいうと、
ダメな雰囲気です、これ。
気のせいか、どうも絡みやすいです。
泳ぎ自体も、ウェイトのないフックとほとんど変わらないし、あえて、こいつを使うメリットはない、と見ました。
ウェイトアップなら、ルアーに直接板おもりを貼った方が、いい感じです。
見た目もイケてないので、今後こいつは使われることはないでしょう。
ま、そんなわけで、こいつはボツになってしまいました。
ははははははははははは。
次回は絡みにくいフックだ! しばし待たれよ!