Last Update 2001/6/30

オラは作る

シングルフック特別企画

シングルフック重量アップ作戦 失敗!!

 いろいろと利点のあるシングルフックですが、弱点もあります。
 標準で付いているトリプルフックに比べて、重量が軽いという事。
 付けかえたとたんに、ルアーのアクションが変わったり、サスペンドなんだけど浮いちゃったり、と、いろいろと問題が出てきます。

それらの問題を解決すべく、少し重めのシングルフックの試作品を作ってみました。

じゃじゃーん

 名付けて、「爆弾フック」
(しょーもない名前)

 

 自作シングルフックに、糸おもり(糸状の鉛)を巻いて、引っかかり防止と解け防止に、黒い物体を巻いています。
 この黒いもの、なんだかわかりますか?
 これ、「熱収縮チューブ」です。

 ハンダ付けが趣味(!)の方にはおなじみです。電気の配線で、接合部の絶縁と、強度を上げるために使われます。

 それでは作り方。

 普通のシングルフックを作って、その上から、糸おもりを巻いていきます。
 使っているのは、「0.01」単位が書いてないんですが、たぶんmm。
 それを、きっちり巻いていきます。
 その後、スレッドをざっと1往復巻いて、ハーフヒッチで止めてヘッドセメントで仕上げます。

 熱収縮チューブをおもりを巻いた長さよりちょっと長く切って、かぶせます。 今回は、1mm径のものを使っています。
 で、ドライヤーでガーッと熱風を吹き付けると・・・

 きゅっと縮んでしっかり固定されます。

 さてさて、これ、思いつきで作ったんですが、まだ実際に川で使っていません。オイオイ
 フッキングに影響ありそうな大きさ、かつ、非常に目立つこの太さ。
 バランスどうこうよりも、

「簡単に見切られるんじゃなかろうか(笑)」という不安が頭をよぎります。(魚だって馬鹿じゃないぞ)

 また報告します。しばしお待ちを。


~ 報告 ~

 と、いうことで、6/28の釣行の際に使ってみました。
 結果からいうと、

ダメな雰囲気です、これ。

 気のせいか、どうも絡みやすいです。
 泳ぎ自体も、ウェイトのないフックとほとんど変わらないし、あえて、こいつを使うメリットはない、と見ました。
 ウェイトアップなら、ルアーに直接板おもりを貼った方が、いい感じです。

 見た目もイケてないので、今後こいつは使われることはないでしょう。

 ま、そんなわけで、こいつはボツになってしまいました。
 ははははははははははは。

 次回は絡みにくいフックだ! しばし待たれよ!

【「オラは作る」へ戻る】

Copyright (c) 2001-2016 RakkyoTaro. All rights reserved.