Last Update 2007/3/29

オラは語る

ルアーを語る

2007年 今シーズン流行るルアーはこれだ!

 毎年毎年、シーズン初めには、その年の主力ルアーの紹介記事を書いてきました。
 が、いかんせん7回目ともなると、出てくるルアーはいつもと同じで、ぜんぜん面白みがありません。
 実際に、新しいルアーも試してないし、昨シーズンは釣りに行く機会が激減してしまって、もう、ホントにネタ切れ。
 
 ということで、今年はちょっと趣向を変えまして、
 大胆にも「今シーズンのミノーのトレンドを大予想!」しちゃいますよ。
 無謀なことは百も承知。 さぁさぁ、当たるも八卦、当たらぬも八卦。


予想 その1 高精細特殊ペイントミノー

 最近のミノー市場を見渡してみますと、
  ・シンキングやフローティングなどの重さのバリエーション や、
  ・ウォブリングやローリングなんかの動きのバリエーション は、
 もうほぼ出尽くしたといっても過言ではないくらいの品揃えの豊富さを誇っています。
 色々なミノーが売られていて、もう何でもできちゃいそうな気がしますよねぇ。
 
 そこで、今シーズンはパッと見のインパクト、「高精細特殊ペイントのミノー」が登場するんじゃないかとふんでいます。

 最近の、飲み物やお菓子のおまけフィギュアの完成度ったらどうですか。
 ありゃすごいです。何でおまけでそこまで、ってくらいの細かさ。

 この技術をミノーに生かさない手はありません。
  はじめに書いたとおり、アクションや重さの違いのバリエーションはもうすでに出尽くした感があります、となれば、アトは見た目。生魚のような超リアルペイントや、ウロコの一つ一つを手書きするくらいの凝った仕上げが出てくる可能性は十分考えられます。

 最近のミノーでは、Angler's Republicアレキサンドラになかなか凝ったペイントのものがありますし、たまごっち状態(笑)になっていたMegabassは、アクションはもとより、そのペイントが釣り人の物欲を煽ったと言っても過言ではないでしょう。

 ルアーの選択肢が広がりすぎたいま、魚を騙す手口が尽きれば、今度は釣り人を惑わすのが業界的には手っ取り早いかと思うんですが(笑)、いかが?


予想 その2 リップレスミノー

 ミノーでの釣りにちょっと慣れてくると、水中のルアーの動きを目で追える余裕がでてきます。
 で、それを追っかける魚まで見えるようになってきますね。
 
     :
 
 リーリングするルアーに迫る黒い魚影。

 「こいつは… ヤツか?」
 
 先週、この落ち込みでハンドメイドのシングルフックを伸ばしていったトロフィーサイズのイワナだ。
 
 ミノーを見極めるように、ぴったり後ろにつく影。足元まであとわずか。

 「よし、ここで勝負っ! あら?」

 強めのトゥィッチを入れるがミノーはいつものウォブリングを繰り返す。

 「あれ? もう一度!」   やはりいつもの泳ぎしかしない。
 「まずいぞまずいぞまずいぞ!!!」 さらに強くロッドをあおる。

  (ずびょーん!)
 
 …勝負はついた。自分に向かって真っ直ぐ空を飛ぶミノーには、もう、獲物を捕らえる力はなかった。


     :
 
 ここが勝負どころ、ってときに、えいやえいやとミノーを動かしてお誘いするのですが、なかなか思い通りに動いてくれないわけですよ。
 あさってのほうにウォブリングしていくミノーを見ながらなんど地団駄を踏んだことか。

 そこでこれ、リップレスミノー。
リップレスミノー

 リップがないので、自分で動かします。右へ左へ上へ下へ、全部自分でやらなければいけません。

 でも、自分の思い通りに動かして釣れちゃったら、もう、言うことなしじゃないですか。

 自由にならないサカナ相手だからこそ、道具くらいは自由に扱いたい。
 そんな思いを強くする釣り人に支持されて、本年度のヒット商品となるのです。
 
 と思っていますが、実際アレですよ。本物の小魚って、あんまウォブリングとかしなくて、ツーんツーんて泳ぐんですよねぇ。だから、ある意味リアルっちゃぁリアル、ではあるんです。
 ペイントもリアルが流行る予定ですから、こっちもリアルが流行るってことで。


 さて、中途半端な予想を二つもくりだしてしまったおかげで、楽京太郎、精根尽き果てております。
 もし、この予想が当たらなかった場合は、ま、武勇伝が一つ増えるだけですから放置していただくとして、何かのいたずらで予想が当たってしまったとしても、
 「釣りサイト界のトロフィーサイズ男」とか「諏訪湖畔のシャリア・ブル」などと、祭り上げることなく、そっと、その動向を見守るくらいにしておいていただけるよう、ここにお願いしておきます。←バカ

<おしまい>

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