オラは釣る

Last Update 2008/8/4

オラは語る

釣り道具について語る

渓流のミノーイングでPEラインはアリなのか? その2

 前回からの続き。まだ未見の方はそちらもどうぞ。

 ユニチカの「シルバースレッド・アイキャッチ・PE」6lbを実際使ってみた印象を書いていきます。
 アイキャッチPE ユニチカ シルバースレッド・アイキャッチ・PE

飛距離は伸びる?縮まる? 

 元々が遠投する釣りではないので飛距離自体の違いはあまり重要な問題ではないんですが、2lbのナイロンラインに比べると「力を入れて投げても大丈夫そう」って気分にはなります。で、遠慮なくいけますのでそれなりに飛距離が伸びます。飛距離に余裕が出ると、ピンスポットを狙うことに対しても難易度が下がります。そっちのほうがメリットがありますね。
 それから、後半になってくると、ナイロンラインだとヨリが入って螺旋状にラインが出て行きますが、PEでは始めた頃と同じテローンと出て行きます。ガイドとの抵抗なんかも少なそう。

PEは風に弱いのか

 風に弱い、といいますか、「風に乗る」ような感覚がありました。
 川下からの風があり、かつ、アップクロスで斜め上流にキャストしたとき、ラインが途中でぶわっと浮き上がるような現象に何回か遭遇しました。
 とんでもなく想定外の方向に行ってしまうとマズイですが、飛距離が伸びる分にはコントロールが可能なので、まあよいのではないでしょうか。
 風に逆らってキャストすればかなりの影響が出そうですが、それはナイロンでも同じですね。

ラインのハリ

 ハリはありません。頑丈な木綿糸みたいな感じです。
 テンションがかからないとだらしなく垂れますが、リールに巻いてあるラインが勝手にほぐれてくることもないので、テンション抜けのライントラブルは少ないでしょう、きっと。

まとめ

 釣行不足により十分な考察はできませんが、渓流のミノーイングでPEラインはなかなか使えますな、というのが正直な感想です。釣行後半の、ラインがモシャモシャしていうことを聞かなくなってくるような現象がないだけでも、PEに切り替える理由になります。
 最近のトラウト釣り雑誌でも盛んに取り上げられて、もはや新しい、とも言えなくなった感のあるPEラインですが、使用感はなかなか文字では伝わりづらいもんです。

釣り雑誌風にまとめると…

 百聞は一見にしかず。
 ナイロン、フロロをメインとしているあなたも、今シーズンはちょっと冒険してみてはいかだろうか。
 実際に使ってみれば、思っているよりも付き合いやすいかもしれない。

って感じ(笑)


<おしまい>

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